付加年金
イオン豊川店の伊丹です。
自営業者の方がご相談に来店頂いたときには「付加年金」にご加入くださいねと伝えるようにしています。
「付加年金」は日本の年金制度の中で、一番お得な制度だと思っています。
この制度は第一号被保険者の方達の独自の給付制度で、残念ですが厚生年金の会社員や公務員の人たちは加入をすることができません。 加入が出来るのが第一号被保険者と呼ばれる「自営業」「学生」「フリーター」の方達のみです。
平成29年4月からの国民年金保険料は、1ヶ月16,490円ですが、この保険料に加え、毎月400円をプラスして支払います。
そうすると、65歳以降付加年金額は、200円×納付月数が、老齢基礎年金に加算されて終身で「付加年金」を受給できます。
ただし、第一号被保険者の方で、「国民年金基金」に加入をしている場合には加入が認められません。
◆「付加年金」を10年間納めた場合をみてみましょう。
収めた付加保険料は400円×12ヶ月×10年(120ヶ月)=48,000円
65歳から受け取れる金額は、200円×10年(120ヶ月)=24,000円 この金額が1年でもらえる額になります。
そしてこの金額が生きている限り受け取れます。
つまり自分が支払った年金額は2年で元が取れ、その後は長生きするほど、受取る年金が増えます。
◆20歳の時から40年間付加年金を支払い、90歳まで生きた場合を計算しました。
400円×12カ月×40年(480ヵ月)=192,000円
40年で支払うのは192,000円ですが、65歳からは基礎年金にプラスして「付加年金」が支給されその金額は、1年で200円×480ヵ月分=96,000円
65歳からもらい始め、もし90歳まで生きるとすると、「付加年金」だけでも 96,000円×25年間(90歳-65歳)=2,400,000円という驚きの金額になります。
たった192,000円の支払いで、12.5倍もらえる計算になりますね。
今後年金はどんどん減らされそうな中、是非、第一号被保険者の方には、1ヵ月400円の追加で将来の受取年金額がアップするお得な制度を活用くださいね。